最近、ハワイ神話に興味を持ってくださる方が増えていて、
とっても嬉しいです☆
来年は、もっと広くお伝えできるよう活動していきます~~!
さて、今日はカウアイ島の「メネフネ・フィッシュポンド」をご紹介します。
ハワイ神話には、メネフネという小人さんたちが登場します。
日中は山奥で暮らしていますが、夜になると大勢で山から下りてきます。
石を切りとる者、運ぶ者、積み上げる者・・・と、
役割分担をして、巨大なヘイアウ(神殿)やダムを、なんと一晩で築いてしまいます。
そして一番鶏が鳴く前に、山に帰っていく、というのが一般的なお話です。
メネフネは、畏れ多い神というよりも、もう少し身近な存在ですね。
魔術を使うこともできるのですが、
ある山の頂上を切りとって別の山の上に載せてみようとか、
寝ている巨人に石を投げて起こそうとしたりとか、
いたずら好きで、ちゃめっけのある、面白い存在です・・・・☆
写真は、カウアイ島にある「メネフネ・フィッシュポンド」。
フィッシュポンドとは養魚場と訳されます。
川岸や海辺に、大きく石垣で囲いをつくり、その中で魚を育てます。
そうすれば、いつでもアリイ(王族)が魚を食べたいときに、用意することができるからです。
写真は遠景なので分かりませんが、このフィッシュポンドも石垣で囲まれています。
その石垣は、メネフネが造ったという言い伝えがあるので、
「メネフネ・フィッシュポンド」と呼ばれています。
ハワイ各地には、このようにメネフネが造ったと伝えられている
ヘイアウやフィッシュポンドがたくさんあります。
小さいメネフネが、みんなで協力しながら石垣を築いている様子を想像すると、
なんだか楽しくなりますね!
この写真は、「ハワイの神話 モオレロ・カヒコ」の後ろの聖地案内でも紹介しました。
こちらのカラー写真で雰囲気を感じてみてくださいね!