Aloha! 新井朋子です。
いつもマナ・カードの「ワア(カヌー)」のカードの説明のときに、ホクレア号のお話をします。
1960年代後半から、ハワイの優れた文化、伝統、知恵が、ほとんど失われかけたときに、文化復興運動がはじまりました。
そして1975年にアメリカ合衆国建国200年記念の事業のひとつとして、
昔ながらのカヌーで(ハワイには金属がなかったので、すべて木材や植物のロープなどでつくられています)、
昔ながらの航海術で(もちろん計器など使わずに、星などの自然のサインを読んで航海します)、
ハワイアンのルーツであるタヒチまで航海する、という大掛かりなプロジェクトがはじまりました。
それによって、ハワイアンにはすばらしい技術・知恵があるのだということを、外の人たちにも、そして自分たちのためにも証明したのです。
ホクレアのプロジェクトは、いまだに続いていて、世界中にアロハを届けています。
2007年に、ホクレア号は日本にも寄港しています。
本書は、ハワイから日本にむかっている間に書きあげられたもの。
写真や絵が豊富なので、とっても分かりやすいです。
『祝い星「ホクレア」号がやって来た。』
内田 正洋著
エイ文庫
ハワイアンは海洋民族。
わたしたちはハワイ文化というと、どうしてもフラやウクレレなどをまずイメージして、なかなかカヌーや航海術は親しみがありませんね。
カヌー、航海術、魚釣り、漁など、ハワイアンと海との関わりを知っていると、より深くハワイの知恵を理解することができます。
ホクレア関連の本はたくさん出ているので、ぜひ1冊は読んでくださいね。
以前、こちらのブログで紹介した、『ホクレア 星が教えてくれる道』もお勧めです!
こちらも参考にしてみてね☆