今日のマナカード: 2番 「ポー/アオ」

Aloha! 新井朋子です。
今日はマナ・カードの2番のカードです。

 

マナ・カードは44枚のカードがあります。
「4」はハワイでは神聖な数なんですね。

 

その44枚のカードの中で5枚だけ、上下カードがあります。
どちらの向きが上に出たかによって、カードの意味が変わるのです。

 

でも注意してもらいたいのは、どちらが正位置・逆位置という意味ではない、ということ。
陰陽のように、ひとつの局面で相対するものだけれど、でも全体を構成する一部である、ということで、
ハワイでは、どちらが良いとか悪いとか、という考えはしないんですね。

 

さて、このカードは、『クムリポ』と呼ばれる、王家に伝わる長い長いチャント(詩)に基づいています。
もともとハワイには文字がありませんでしたから、大切なことは全て詩や歌、踊り、技術によって次世代に受け継いできました。

 

だから、大切な歴史や家系なども、チャントにしました。
この『クムリポ』はハワイ王家に伝えられた、壮大な歴史物語です。
この世がはじまり、生物が生まれ、神々が生まれ、人間が生まれ、そこからチーフが誕生し、代々のチーフの名前を連ね、そして今自分がいる・・・・という、自分たちの家系は純粋なチーフの家系なのだということを示しているわけですね。

 

その『クムリポ』によると、この世はポーという暗闇からはじまった、とされています。
そして光がさして、アオという世界になりました。

 

マナ・カードでは、ポーが上に出たら「暗闇、無意識、まだ気づいていない、これからはじまる、無限の可能性」を表します。
アオが上に出たら「光、意識、もう気づいているからまわりをよく見てみる、すでに分かっている、今スタートした」という意味合いになります。

 

例えば、自分の恋愛についてメッセージをもらおうと思って、このカードを引いたとしたら、
ポーが上なら、出会いはこれからのようで、好みを限定しないほうがよさそうですよね。
アオが上だったら、もう出会っているかもしれないし、新しい恋が訪れそうな感じですよね。

2

 

プルメリアのモチーフ。
今年5月に訪れたラナイ島にて。

 


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